2023/02/28
個性と過労
ローカルニュースを見ていたら
ある小学校の学習に関する取り組みの話をしていた
ざっくりした記憶だけど
小学校2年生だったかAくんという ちょっとぽっちゃりした男の子が映る
Aくんは不登校のため 欠席しがちとのことだが
自宅にいるせいかリラックスした様子で自分の話をしていて、暗い雰囲気ではない
母親もごく普通の感じの人。
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自分は 当時者だったことはないけど、学校ボランティアの経験もあり
「不登校」というのは気になるトピック
息子が小学校の時に仲良くしていた年上の子が 中学で不登校になり
あまり外にも出なくなったけど、なぜかウチには変わらずに遊びに来ていた
なので、両親に見守られ 元気に育ってきた子でも そういうことはあるんだな
どこの家庭でも起こりうることなんだな…という認識
🏫 現在、小中学校では1クラスに1〜2人は不登校の子がいる計算になるらしいけど
不登校の原因がイジメや人間関係と聞くと なおさら心が痛むし
いじめてきた子たちより絶対に幸せになってほしいと思う。
しかし、ニュースで見たケースは そういうものではなかった
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Aくんが不登校の原因になったのは、国語のテストの採点だという
◾漢字を書く問題で
文字の形は間違っていないのに 書き方が雑なためにマルをつけてもらえなかった
「正解なのに認めてくれない、そんな授業はおかしいから学校に行く気がしない」ということらしい。
今まで聞いてきた不登校の話と違って「はあ そうですか…」という感想しか出ない😑
問題のテスト用紙を見ると
漢字は書けているけど確かに読みにくい
字が下手なりに丁寧に書いたという感じでもなく 殴り書きのよう…
パッと見て読める文字ではないので ○にしない先生の気持ちも解る
◾「デジタル時代と言っても、試験や公的書類の記入など手書きすることも多々ある
相手が見にくいと感じる字でソンするのは自分、
丁寧に書くクセをつけたほうが 長い目で見て自分のためになると思うけど…」というのが私の感想
しかし学校はそういうことより
算数は得意なAくんの個性を活かした教え方に変えて、学ぶ意欲を引き出すよう取り組んでいる
従来のやり方だけではなく、子供の個性を重視することも大切‥みたいなレポだった。
またもや「はあ そうですか」という感じ。時代は変わったんですねえ…
自分が小学校の時に そんなことを言ってたら
「何を甘えたこと言ってるの!自分がきちんと書けばいいだけでしょ」と 親や先生に怒られただろう
しかし今は「採点に納得いかないから やる気が出ない?じゃあこうしてみようか〜」と構ってもらえる
多様性とか本人の意思を尊重とかいう 最近の流れで学校もこうなっているんだろうけど
いいのか悪いのかよく分からない
◾Aくんは「僕が気に入らないと言えば アチラが僕に合わせてくれる」と刷り込まれたかも知れない
でも一生そんな風に生きていくことはできない
「自分の好み通りにセッティングしてくれるなら やってあげてもいいけど」
そんな人間だらけになったら 世の中どうなるんだろう…?とも思う
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別の問題もある
◾個性派児童だけを見る先生がいるなら それもいいだろうけど
現実は1クラスで1人の先生が30名ほどの生徒たちを指導している
そして過労で心身が不調になり、休職する教員の多さが問題になっている
【教師の過重労働・過労死・自殺】が言われて久しいが改善される気配がない
◾先生が健康な状態で過ごすという 当たり前のことができてない環境なのに
英語にパソコンに不登校児童のケアと 学校の業務は増えている
このままでは教職に就く人がいなくなってしまうのではないだろうか?
↑連日 報道されているLGBTのことより、こちらのほうが深刻で 解決を急ぐべきだと思うのだが。
外国へのバラまきは即断即決なのに
学校関係の予算を増やし 職員を増やすことは、なぜ置き去りになっているのだろう❓
たくさんのご訪問や共感をいただき ありがとうございました
【 追記 】
東京高裁、最高裁
教師の残業代を支払う必要はないという判決
日本から教師を絶滅させる気か?と言いたくなる、正気とは思えない判決
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