2022/11/26
絶対に 捨ててはいけない物なのに
短く報道されただけの地味なニュースだけど、
「これ絶対に追及していかないとダメ」と思った出来事
そして
裁判所という場所に対する見方が かなり変わった。
◾世間を震撼させたサカキバラ事件の資料が全て廃棄されていたという
1997年
14歳の少年が小学生を殺害したうえ 切り刻んで頭部を人目につく場所に置くという ゾッとする事件で
両親も兄弟もいる 一見普通の家庭の少年がなぜそうなったのか、非常に注目された
今後の少年事件においても重要な資料となる その記録を裁判所が廃棄していた
10代で5人を殺傷した異常な少年は現在40歳前後
本人に話を聞いたとしても、当時の精神鑑定の結果など 事件の真相に繋がる客観的な材料は
もう取り戻すことはできない。
しかも、誰が いつ廃棄したのかも明らかにされず
廃棄した神戸家庭裁判所も「分からない」というばかりできちんと調査する気がない様子
長崎でも、少年事件の記録が廃棄されていた
これ ついうっかり捨てたとか、そんなものじゃない気がする‥と思ってたら さらなる衝撃
◾オウム真理教の解散請求に関する書類を東京地裁が廃棄
折しも旧統一教会の問題で 解散請求の適用が議論されている時
過去の例を確かめるための必須資料じゃないの?
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今後も必要になることが明らかな資料が知らないうちに捨てられ
「適切では無かった」というだけで、詳細が全く知らされない
◾人の人生を左右するほどの決定を下す 裁判所という場所が
こんなにいい加減なものだったということに唖然とする
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話は変わるが
NHKの「ファミリーヒストリー」という番組がある
有名人の両親や祖父母、曽祖父母にまで遡って
暮らしや仕事ぶり、人柄にスポットライトを当てる番組
それを見ていると、戦前の戸籍・各種の名簿や台帳・成績の記録まできちんと残っていて
日本というのは記録の保管がしっかりしているんだなと いつも感心する
それなのに
◾日本中が「真相を知りたい」と思った事件の資料は全て廃棄!?
裁判所ってどうなってるの?
「もう使わないと思って断捨離しました〜」では済まされない闇を感じる
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不可解過ぎて、つい想像が逞しくなってしまい
できるだけ証拠残さないようにワザと捨てたんじゃないの?と言いたくなる
最近は人権人権と叫ぶ弁護士や政治家、活動家が目につく
罪のない人を何人も殺害する凶悪な犯罪者まで
「人権が〜」と擁護したり、死刑廃止を訴える人たち
人権屋さんのお仲間が裁判所の中にいて
『極悪人はどう扱っても変わらない、同情の余地なし』と証明する資料を こそっと捨てたのかも‥
そんな想像をしてしまったのは私だけだろうか?
うやむやに終わらせず、徹底的に追及するべきだろう
世の中には 絶対に捨ててはいけないものがあるのだ。
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11月25日
記録保存について有識者委員会が開かれ
最高裁の堀田真哉事務総長は「国民の皆様方に申し訳なく 率直に反省しなければならない」と謝罪
だけど、謝罪したから終わりでは済まされない
◾記録保存の仕組みを見直すことも必要だが
サカキバラ事件やオウム真理教の解散請求など、重大事件の書類を
誰がどういう理由で「捨ててよし」と判断したのか、必ず明らかにしてもらいたい。
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