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個性のある場所


英会話を習っていた頃
メガネを外したときアメリカ人の先生(男性)が
「何それ、見せて」と言うので手渡したら、面白いねとしげしげと見ていた。

ごく普通の茶色いフレームの眼鏡だけど、裏側が花柄というのが珍しかったらしい。

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先生はメガネを私に返して「少し前に○○先生宅のホームパーティーに行った時
やはり日本人の女の子が シンプルな黒い靴だけど内側は豹柄というものを履いていた
なぜ日本人はこういう物を作るのか?」と言った。


なぜかと言われても私が作ったわけじゃないから分からない
裏と表が違うからこのメガネを選んだわけでもない…
という答えでは会話にならないので 自分なりに考えて答えた。


昔は身分によって着るものが決められていて
お金があるから好きなようにできるというものでもなかった、
なのでファッショニスタは裏地など見えない部分で個性を出していた名残かも知れない。👘
現在でも日本は周りに同化することを良しとする傾向があり、特に会社員などは目立つことを歓迎されない
しかし自分の好みも追求したいというニーズに合わせてできた商品ではないかと思う。

…という感じのことを言った。
私の思いつきで言った見解だけど、なるほどという感じで先生は聞いてくれた。

何の疑問も感じたことがない事柄に、こんな質問が来たりするから日本人でない人と話すのは面白いなと思う。



ところで新聞の投書欄を見ると たまに若い人の意見が載っていて
「私は学校の制服は要らないと思います。みんなと同じ服では自分の個性が出せないからです」
という類いの意見を見る。

まあ昔も今も若者が考えがちなことではある。

制服があることで家庭の余計な出費が押さえられてるなんて学生のうちは考えないし。

でもねぇ…と若者でなくなった私は投書欄の○川△香(16歳)さんに言ってみたくなる。

嵐などアイドルグループがお揃いの衣装を着て並んでる時とか
みんな同じに見えて個性がないと言う人いる?
いないよね?五人ひとりずつ違うよね。

部活で全国レベルの大会行く子はユニフォームで、
自由研究で市の表彰を受けるような子は制服でインタビューを受けている。
だけどちゃんと見た人の記憶に残る

服の力を借りないと印象に残らないのはその程度の個性しかないということ。

私も十代の時は「制服があるから自分が出せない」と思ってたことあるから気持ちは分かるけどね。

昔の十代の言うことなんて今の十代のあなたには響かないかも知れないけど。
私の場合はね、
流行とか友達ウケとか関係なく「自分は心の底からこれが好きだ」っていうものを見つけたら
制服を着てても「自分がない」とは思わなくなったよ。



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きっと叶うから


近所の方が「うちの子 この土日が私立高の入試で」と話してみえて
去年うちもそうだったなぁと色々と思い出した。
子供の毎日の頑張りが体調不良で損なわれることがあってはならない、とにかくインフルエンザになってはいけないと
栄養とか体温を下げないようにとか家の除菌などかなり気を使っていた。

ある日 贈答品を買うために百貨店の中を歩いていたら、ジュエリーボックスとある置物のような小箱が眼に入ってきた。

コインが数枚入るくらいの可愛らしいサイズで、
折り鶴と桜のモチーフだったので「願い叶ってサクラ咲く」で縁起がいいなと思って衝動買いした。

年明けに子供が引いた「望み叶う」とあったおみくじをそこに入れてティーカップなどの並ぶ棚に置いた。



有り難いことに3月に第一志望の合格通知を受けとることができた。

今、お子さんやお孫さんの受験で気を揉んでいる方に同じものが届きますように…の気持ちをこめて
そのお守りの写真を。

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サクラ咲きますように🌸




そして受験する人にもしない人にも使える、これはいい♪と思ったドラッグストアで見つけた商品
どちらも五百円くらい
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風邪気味でしょっちゅう鼻をかんでると、鼻の下とかヒリヒリしてくることがあるけど、
左のオイルバームを塗ると皮膚の上に膜を作ってくれてティッシュによる皮膚ダメージをしっかり防げる。
指先や目元のカサつき防止にはバームがいいと聞いて買ってみたらこういうことにも使えた♪
クナイプは自然素材のボディケアで知られるドイツのメーカーなので、優しいバラの香りなのもいい。

目薬は、乾燥や疲れで視界が霞む感じを和らげてくれるものないかな~と色々試して これが一番スッキリして奥から潤う感じがするお気に入り。




皆さまが健やかに過ごせますように。
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三児の父と四面楚歌


カンヌのレッドカーペットだそうだ。
不倫三年育児は丸投げで話題の俳優 東出氏と
家庭崩壊犯の唐田えりか嬢である。
妻が子供たちのお世話に奮闘しているときに何をやっているのか東出

裾が引っ掛かる~と甘えてる女を助けてるようだけど なんで常にお尻に手を置くのか…
そして女優の端くれなのにドレス着て姿勢よく歩く練習もしないのかこの子は
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羽目を外してるような写真を撮られてた芸能人と違って、爽やかパパのイメージだったから
不倫でイメージに傷がついたなんてものではなく、真っ逆さまに落ちていった模様。
ハッキリ言って 杏の夫ということで好感度を底上げされてた俳優であって、世間話をしていて彼の作品が話題になったことはない非実力派俳優だ。


沢尻エリカが薬物で捕まった時は「女優としての才能はあったのに」と擁護する人もいたけど
誰からも「才能あるのに」とは言われない東出…

棒とあちこちで言われるほど演技力ないのに好感度まで捨ててしまって もう身長しか残ってないぞ。

俳優としては微妙だったけど料理名人として認知されてる速水もこみちのように 芸能とは別の特技も持ってないし。

この人 芸歴はそれなりに長いのに関係者が芝居を褒めてる声を聞いたことがない。
演技力を伸ばす努力をするヒマはなくて 不倫するヒマはあったとか俳優業をナメてるのかな?


杏さん好きだから幸せになって欲しかったな。

普通なら杏さんの父親である渡辺謙が「よくも娘を傷つけるような真似を」と怒るところだが
渡辺謙も妻を大切にしなかった男だから何も言えないだろうな~

父親が恋愛脳のアホでツラい思いしてきたのに夫まで恋愛脳とか気の毒すぎる…。


テレビで杏さんと歴史小説の作家が対談してたのを見たけど、
相当な量の本を読んできた人だなと思うような質問をサラッとしていた。

雑誌に連載されていたイラストとエッセイもセンスがあり家族への愛が溢れていて素敵だった。

大物俳優の父親の名字は出さず、モデルとしてスタートして自分の力で仕事の場を切り拓いていったところもカッコいいし。

ドラマ「ごちそうさん」の時は撮影から離れたときも常にお料理を作っていた、
結婚してからは子供を寝かしつけてから睡眠時間を削ってセリフを覚えたなど 努力家エピソードも多い。
容姿・知性・人間的魅力と揃っていて どんな仕事をしている時も好印象だ。


夫婦並んだ姿はどちらもスラッとしたスタイルに穏やかな表情。
お似合いの二人だと見る側は思ってたけど、
杏さんの教養や何事も真摯に取り組む様子を目の当たりにしたゼロ成長東出は 自分の中身のなさを思い知らされたと思う。

共演がきっかけで関係を持った若手女優はインスタで匂わせ写真を上げたり なかなか悪質で陰湿な女の子らしい。
考えるアタマと人生経験を持たない女の子は 男の薄っぺらさを見抜く力なんてないから
年上なだけで「頼りになる~」と立派な男扱いしてくれて 東出氏はいい気分だったんだろう(推測)

そんな感じで 東出氏の一連の行動は
色ボケも大いにあるけど、できた妻に対する劣等感も含まれてる気がする。🙁


イクメンアピール不倫の宮崎氏と金子恵美さんの元議員夫婦もそんな感じ。
妻は知的美人、浮気相手は安っぽくて野暮ったいタイプ。

男性ウケする女性はスキがあるって言葉を思い出す。

女性が苦手な ポワ~ンとだらしない雰囲気を持つ女性は
男性から見ると つまらん自分も優しく受け入れてくれる癒しに思えるんだよね…?

いやいや、ちーがーうーだーろー(豊田真由子風)
ダメでもいいのよ的な癒しに走る前に ダメな自分を卒業できるよう努力せんかい!
本能暴走させながら現実逃避してる場合じゃないぞ そこの棒読み俳優!


それから こういう報道があると「一般人と違って役者は女遊びや悪いことするのも芸の肥やし」
みたいな昭和のオッサンじみたことを言う人が出てくるが賛成できない。

道徳心を捨てるような経験をしないと カメラの前で普段の自分とは違う空気が出せないというのなら、
それは才能がないということである。🙅
まっとうに暮らして良い作品を残してる人に失礼だろうとも思う。


しかしCMの出演者を 脱税芸人の徳井から東出氏に変えたばかりだった某自動車メーカー、
もうタレントは使いたくないと思ってるだろうなあ…

週刊誌の報道によると、結婚してから好感度を上げた東出はCMのギャラが人気スポーツ選手並に一本四千万円以上だったという📺
しかしこの件で契約してた4社全て放送・配信を中止
あーあ
育児しないだけでなく稼ぎもない夫になるのか…


もう二人とも日本に居場所ないから 一緒にイスラム系の国に行くといいかもね。
不倫は石打ちの刑らしいよ、息絶えるまで石を投げつけられるとか。

断食とか女性の服装とか あちらの戒律のほとんどは理解できないけど、これは頷ける。


規範とか理性があるから成り立ってるのが今の社会
己の欲求のままに生きたい人は類人猿が集まる村でも作って、その中だけで暮らせばいいのだ。



十年前のoggiでバーバリーを着る杏ちゃん
若くしてクラス感ある佇まいですね~
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最終回 私の出会ったお嬢様(5)


 登場人物
・サエミ…都会で生まれ育った社長の娘、何をしても続かないけど小悪魔性と運で困ることなく生きている。バツイチでもハイスペック会社員と再婚
・私(○子)…田舎で生まれ育った普通女子
・リンちゃん…ズバっと言うタイプのしっかり者。入学したばかりの頃は仲良くしてたがサエミとは距離を置くようになる



私はイギリスでの生活が始まり、日本とは食材事情が違う中でなんとか満足いく食事を作ろうと試行錯誤したり
微妙な英語で日本文化紹介イベントの手伝いをしたりして日々が過ぎていった。


生活が落ちついてきた頃、
メールや電話で日本にいる友人に連絡をするようになったが サエミとはなかなか連絡が取れない。

時差もあり 以前のように話したくなったら話すというわけにはいかないのもあったけど、
以前なら確実にいたのに…という時間も誰も電話に出ない。
メッセージを送っても返ってこない。📞✉️

結局 私が日本を離れていた2~3年の間にサエミと話したのは3回だけだったと思う。

こちらにも慣れて何とかやってるよの連絡と出産報告と帰国の日が決まったという話のときだけ。

話す様子が今までとは感じが違うので、体調が悪いんじゃなければいいけど…と気になったこともあった。
運動もしないしお酒も飲むほうだったけど 控える気はなさそうだったしなぁ…



駐在期間が終わりとなり、今月いよいよ帰国だよ♪と連絡すると
友人たちは やっと会えるね!待ってるよと喜んでくれたが、
サエミはふーんそうなんだ~と拍子抜けするくらい反応が薄い。


🛬 よく分からないけど深追いしないほうがいい気がして、帰国してもしばらく連絡はしなかった。
しなきゃいけないことが多くて 深追いする時間がなかったとも言える。


年末になり年賀状をどうしようかと少し悩んだ。
相変わらず連絡が取れない。
引っ越しをしてないか喪中なのかも分からない。

しばらく考えてから思い切ってサエミの実家に電話してみた。

📞 はい Sでございます。
サエミのお母さんの声だ、ちょっと懐かしくなる。
「お久しぶりです ○子です、突然すみません。
帰国してからサエミさんと連絡が取れないのでお変わりないかと思いまして」

あら~○子ちゃん お久しぶり、とサエミママの声が明るくなる…しかし すぐに声を潜めるようなトーンに変わる

「サエミね、またS(旧姓)に戻っちゃったのよ…」

えっ?Mさんと別れたってこと?
あんなに仲良く何年も過ごしてたのに。


サエミママも詳細は言いたくなさそうなので、
あれこれ質問はしなかったが二回目の離婚をしたのは間違いないらしい。

サエミママの話をまとめると、
サエミは離婚して現在は化粧品販売の仕事をしている(聞いたことのないメーカーだった)
いつまでも家に置いておくわけにもいかないので
現在は実家から少し離れた所で一人暮らしをしている、
しかし一人暮らしの場所を誰にも教えるなとサエミから言われている。


サエミママの話から時期を考えると 離婚したのは結構前のことになる。
でもサエミは黙っていたため 同級生は誰もそのことを知らなかった。


ふーん帰国するの?と投げやりな調子で言ってた時、もうMさんとは破綻していたのか…。

原因は全く分からなかった。ただサエミママの
「Mさんは年季の入ったツーリング好きだけど
あの子はバイクとか同じ趣味がなかったからMさんはつまらなかったのかしらね」という言葉から察するとMさんのほうから離れたということかも知れない。

サエミが今の自分の状況を知られるのを嫌がっているということは、私から連絡しないほうがいいということだ。

私はサエミママにお礼を伝えて電話を切った。


他の友達はみな元気そうだった。
子供を育てたり 仕事でのスキルアップのため資格の勉強をしたりそれぞれ忙しそうだった。


リンちゃんと電話で話したとき、
私がイギリスに行ってからサエミはMさんと別れたらしい そしてずっと離婚を隠してて私や他の友人たちとも疎遠になっている…と伝えた。

そりゃ隠したいだろうね、リンちゃんは言った。

「社交場のアイドルだったご令嬢が キャリアも子供もないバツ2のオバサンになったんだもん
どんな顔して出てきていいのか分からないでしょ」



🎁 ハーヴェイニコルズで買ったお土産を持って約束の場所に向かう。

二人とも結婚で住所が変わり 手のかかる年の子供もいたため、
リンちゃんと会ったのは 私がイギリスから帰国してずいぶん経ってからだった。

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男の子はじっとしてないから体力いるよね 出産してからスカートなんて全然買ってないよ~とか
うちの子は偏食で困るよとか 一通りママトークをした後、リンちゃんが言った。

「○子が結婚式で会ったっていうミス○○だった人、テレビに出てたよ。子供のためのボランティア活動してるって ニュース番組で」
「へぇ知らなかった、タレントやるんじゃなくて自分の知名度をそういうことに使うなんて偉いね」

「うん。自分の学友に声をかけて始めた活動とかで同級生も映ってたけど、サエミはいなかったな」
まあ ボランティア活動とは言え、今の彼女ではああいう華やかな女性の集まりには行きにくいだろう。


サンドイッチを食べ終わって手を拭きながらリンちゃんは言う。
「サエミも若い時に気がつくと良かったんだけどね」
「何に気づくの?チヤホヤされる若い時は短いってことに?」


「それもあるけど、投げ出したくなっても踏ん張らないと 自分の居場所は作れないってことに」


リンちゃんと別れた後、何か美味しいものを買って帰ろうとデパ地下に寄る。
エスカレーターを降りるとすぐ目に入ってくるのは サエミの好きだったチョコレートの専門店だ。

ショーケースの中の宝石みたいなチョコレートは
着飾った女の子が集まってるようにも見えて
もう自分たちはそういう年齢じゃないんだと少し寂しくなる。
 
“サエミ?” 心の中で呼び掛けてみる。


サエミ、いま自分の居場所と呼べるものはあるの?


何処にも届かない質問を投げかけると
跳ね返ってきたのは、二人で屈託なく笑ってた時間はもう決して戻ってこないのだという実感だけだった。

切なさを振り切るように 私はショーケースの横を急ぎ足で通り過ぎた。


   -fin-

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お読みいただき ありがとうございました。
こういう長いものを書くのは初めてで 読みにくい点もあったかと思いますが
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

小説っぽくなってしまいましたが 彼女は現在もどうしているのか謎です…。

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私の出会ったお嬢様(4)


 登場人物
・サエミ…都会で生まれ育った社長の娘 何をしても続かないがお金も彼氏も困ることなく生きてきた
・私(○子)…田舎で生まれ育った普通女子 現会社員


 
人目を憚らずイチャイチャするほどの仲だったサエミと地味サラリーマンNの結婚生活は
予想していたとは言え、あっけないほど短いものだった 💔


離婚の後始末が全て終わると、サエミは結婚前と同じように実家での気楽な生活に戻った。

アルバイトはしていたようだが 正社員での仕事を探すなど働くことに本腰を入れる気配はなかった。


バツイチとは言えまだ二十代、モテスキルも相変わらず…と言いたいが男性陣の態度には少々変化があった。

いつものようにサエミが女子の中で一番飲んだであろう集まりがお開き→精算となり
彼女が例によって「わたし今お金ない~」とやった時
じゃあいいよと無銭飲食を許していた男性陣が
「なら半分でも出して」「カネないんなら何で来たの?」と言うようになった。


サエミの小悪魔力も枯れてきたのか?と思っていたある日。
二人で公園のベンチに座り 大道芸みたいなものを眺めていた。
結構ハイレベルなことやってるねーと盛り上がった後
「わたし 彼氏ができたの」と弾んだ声でサエミから報告があった。

きっかけは 今でいうところの出会い系アプリのようなものらしい。

外を歩けば誰かが寄ってくる女だったアナタが出会い系とは… 👤

出会い系なんて一度きりの快楽を求める人が利用するものだと思ってた私は、
ちょっと そこまで落ちぶれないでよ~と思ったが
これが同じサラリーマンでも前夫のNよりだいぶ条件のいい男性だった。
やはり運の強い女なのだ。

サエミの新しい彼氏であるM田さんは、偏差値の高さで知られる理系大学を卒業して業界1位の大手で働く会社員だった。
サエミの二才上とほぼ同年代だ。


実際に会ってみるとM田さんはNの何倍も明るく感じが良かった。
口数は多くないがサエミと私が話してるのをニコニコと聞いていて、それでいて何か質問すると きちんと答えてくれる。

Mさんの服装はシンプルだけど清潔感があり
所有する乗用車volvoとカワサキのバイクは傷ひとつなく、彼の十分な収入を物語っていた。

「あんないい人が出会い系なんかにいるとはね」
と私が言うと、
Mさんは高校大学と理系で会社も男性だらけで 他に女性と出会う手段も分からず利用したらしい と教えてくれた。


サエミとMさんが付き合いはじめて何ヵ月かした頃、
サエミの実家が借家として持っていた小さな一軒家の住人が出て行って
代わりに二人がそこに住むようになった。

二人が住む家に 私は2~3回お邪魔したと思う。
Mさんがお風呂上がりに飲む物 夕食の時に飲む物などをタイミングよく出す彼女を見て、
もう何年も夫婦やってるみたいだなと思った。


それから数ヵ月して、二人は正式に結婚することになった。


冴えないサラリーマンNが相手の時と違い
今回の結婚式は友人も招待して 有名ホテルで盛大に行われた。

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レンタルで50万したという人気ブランドのドレスはサエミによく似合っていて 彼女はとても幸せそうだった。
友人一同におめでとうと言われて涙ぐんでいるサエミを見て、
ああ良かった安心したと親戚のような気持ちで見ていた。

初めて見たサエミの父親は関口宏のようなダンディーな人で
涙を滲ませながらMさんに「ありがとう、ありがとう、娘をよろしくお願いします」と言っていた。


ゲスト陣の中でもサエミの中学高校のお嬢様学校時代の同級生はひときわ華やかで、
大学時代はミス○○だったという女優みたいな人までいた。

ミス○○を中心とする彼女たちは、ドラマの中の意地悪なお嬢様とは違って品があって優しくて
一人で帰ろうとしていた私をお茶に誘ってくれた。
せっかくなので有り難くお受けしたが、みんなエレガント過ぎて若干疲れた。
普段コタツでくつろぐ人が 白い革張りのソファに座らされたようなものである。



結婚式から一年二年と過ぎたが 二人の生活は穏やかでサエミが不満を口にすることもなかった。
不運の後の逆転を見せたサエミは、優良物件を得た喜びを隠そうともしなかった。

「Mさんはああいう人柄でしょ?上の人にも気に入られてるみたいだからスピード出世かも」
「Mさんデキる人だし近いうちに私たち駐在に行くんじゃないかな~
ヨーロッパ できたらスイスがいいんだけどな」
おめでたでもないのに「子供の名前は△△って決めてるんだ、理由はないけど絶対女の子だと思う」etc.
バラ色の未来を語っていた。


サエミの結婚生活が安定感を得てきた頃
今度は私に予想外の出会いがあり、するすると結婚へと進んでいった。

夫の仕事の関係で 結婚してほどなくイギリスに行くこととなり、友人数人で見送る会をしてくれた。

しかしサエミはその場には来なかった。
理由は分からなかった。

最後にゆっくりと話すことができないまま、私は慌ただしく日本を離れた。



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次回で終わる予定です。







私の出会ったお嬢様(2)


 前回まとめ
サエミ…都会で生まれ育った社長の娘
父が浮気して母親が苦しむのを見ていたため お金持ってるのが取り柄みたいなタイプとは結婚したくないと考えている。卒業しても就職せず。
私…田舎から出てきた普通女子


親が持ってくるお見合い話を受けるつもりはないというサエミを見て、
そういう相手なら身元もしっかりしてるし 安定した生活もできるのに…と思ったが彼女の考えはブレることはなかった。

考えてみれば、サエミは彼氏が途切れることがなかったけど
医師とか高級外車に乗るような人は一人もいなかった。

普通のサラリーマンでは実家と同じ生活は無理なことは知ってるだろうし
貧乏でも人柄のいいサラリーマンと結婚して、いいレストランや高いお洋服など贅沢がしたい時は
「ママ一緒にお出かけしよ~」と甘えて幸せに暮らしている女の子もいるのだから まあお見合い以外でも上手くやっていけるかも知れない。
サエミは要領のいい女の子だし。


ある夜、サエミと私でスペイン料理を食べた後
路上のベンチに腰掛けて「この後どうする?」などと話していた。

すると少し酔った一人のサラリーマンの男がスタスタとこちらにやってきた。
三十代半ばだろうか?二十代前半だった私にはパッとしないオジサンにしか見えなかった。

オジサンは私達の前に立ち「何してるの?」「どの辺に住んでるの」など
まるで私は存在しないかのようにサエミだけに話し掛けはじめた。

オジサンは外見も貧相だしお金がありそうでもなく 話が面白いわけでもなかった。

「こんな取り柄のないオッサンの分際でモテ女サエミにグイグイ行くとはずいぶん図々しいな」
と思ったけど、サエミも満更ではないという感じだった。

サエミは気に入らない相手に話し掛けられると
「もうすぐ彼氏が迎えに来るから」という嘘で追い払うのがお約束だったけど 何だかちゃんとオジサンと会話している。

自分がいても邪魔になるだけだなと思い、じゃ私帰るわとそこを去った。


2~3週間してサエミに電話すると彼女は唐突に
「私ね この前の人と付き合ってるの、Nさんていう人なんだけど あれから何回も会ってるんだ」
と言った。

えーっ!庶民の私でも遠慮したい相手なのに 何で選び放題のアナタがその男!?


しかしサエミとN氏は楽しく順調に何ヵ月も交際を続けていた。
サエミは、一度3人で飲もうよと言う。
好奇心でいいよと言ったけど Nにいい印象はひとつもなかった。


行ってみると3人での飲食はそれなりに楽しかったけど「もっといい人いるんじゃないの?」という感想は変わらなかった。

Nは見た目は地味だけど本当はスゴい人…ということはなく私の第一印象通りの男性だった。
今は普通の会社員だけど甲子園に出場したことがあるとか 実は外国語が話せるとかいうわけでもない、
その業界で四番手か五番手くらいの会社のサラリーマンでこれといった趣味もないようだ。


しかし、他の男性は持ってないがNだけが持っているものがあった。

サエミに対する熱量だ。

Nは目から、体全体から
サエミが好きで好きで仕方ない 可愛くて可愛くて仕方がないという空気をガンガンに出していた。

私がいるのにお店の中でブチューっとするのには勘弁して…と思ったが とにかく二人はラブラブだった。

サエミもここまで「キミしか見えない」状態の男に出会ったのは初めてなのか満たされた顔をしてNの隣に座っている。

条件的にはイイとこナシなのに、好きだ好きだ好きなんだという勢いで無理めの相手と両思いになる
こんなケースもあるんだなぁと思いながら帰途についた。


次にサエミと会うことになったとき、約束の場所に現れた彼女は 私の顔を見るなりこう告げた。

「私、Nさんと結婚することにした」



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私の出会ったお嬢様(1)


自分が生まれ育った場所は、近くに駅も商業施設もあるけど通学するのは田んぼみち…という便利な田舎といった所で 引っ越しをしたこともなかった。

なので高校を卒業して進学のために都会に出てきた時は、今まで会ったことのないタイプの人たちを見て へぇ~と思うことの連続だった。

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イメージ画像です


そんな中で一番親しくなったのはサエミ。
普通の努め人の家庭で育ち 田舎から来た私とは違い
サエミの父は中規模の会社の社長で、子供の頃から近くの老舗百貨店で買い物をしていたという。

サエミは中学高校とお嬢様さま系の一貫校に通っていたが、
良妻賢母養成所みたいな校風が合わないので
付属の大学に進むのはやめてこっちにしたと話していた。

本とか音楽とか映画とか、誰もが知ってるメジャーな物より マイナーで影のあるものに惹かれるところで気が合って 一緒に色んな場所に行った。

と言っても 面白い場所を知っているのは当然地元のサエミ。

🌃 ここ オシャレでお金持ちの大人がお酒飲んだりする店じゃないの? みたいな場所に、サエミは慣れた様子でドアを開けて入っていく。
おじさんだらけの焼き鳥店から金髪バンドマンのいるライブハウスまで ホームのように振る舞って
いつも誰かに話しかけられるサエミ。
私は垢抜けない自分にちょっと引け目を感じながらついていくだけ。


サエミはめちゃ美人というわけではないけど ボブが似合ってて独特の雰囲気があった。
誰かが何か言ったとき、のんびりとした調子で返す言葉が面白くて 男女どちらの友達も多かった。

お嬢様にも箱入りタイプと奔放タイプとあるけど、サエミは間違いなく後者。


ルックス的には 高畑充希さんのようにパーツが丸いけど子供っぽくならない所と 小保方さんのようなどこか掴みどころのない雰囲気が混じってる感じ
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終電無視で遊び疲れて タクシーでサエミの家に行き、
サエミのお母さんがしょうがない子ねぇと笑いながら門を開けてくれてお泊まりさせてもらうということも何度かあった。

失恋したと電話で報告しながら しくしくと私が泣いていると、忙しい中サエミが駆け付けて落ち着くまで隣にいてくれたこともあった。


友情と呼べるものは確かにあったと思う。👭

でも、一緒に田んぼの中の通学路を歩いた友達と同じくらい心が通じ合うことはないのも分かっていた。

小学生の頃 庭で祖母とトマトの収穫をしてた私と
子供の頃から家族旅行でハワイに行き 十代でママのお古のロレックスを貰っているサエミとは根本的な何かが違うのだ。


彼女は適当なところがあって、ちゃんと出席しないとマズイでしょ?という時も「今日はやる気しないな~」とサボることがあった。
それでも単位を落とすようなヘマはしないんだから要領がいいんだろう。

知ってる人も知らない人もいる飲み会に二人で行く。
私は楽しく過ごしても次に繋がることはないけど
サエミは違う、メンバーの中の誰かが必ずサエミのことを好きになる。

合コンで愛想を振りまいても空振りに終わることがある私と違って、
サエミは顔さえ出せば もれなく彼氏候補がいるわけである。

卒業して私は会社員になって意地悪な先輩に耐えたりしていたが
サエミは就職をせず 気が向いたら親の会社を手伝う気楽な生活を送っていた。

好きなことだけしてフワ~っと生きてても
ちゃんと単位は確保できて、お金に困ることもなくて、いつも恋愛ドラマの中にいるサエミ 👫
頑張らなくても何でも手に入ってしまう人っているんだなぁと思いながら友達を続けていた。

違い過ぎて妬みも起こらないので、双方の環境が変わっても特に関係は変わらない。
人生不戦勝の人と比べるだけムダである。

“サエミに主導権がある感じだけど、それで面白い経験ができてるからまあいいか。
自分のほうが上だと思ってるんだろうな、でも実際 人を魅了するスキルも財力も上なんだから そう思われてもしょうがないよね“というスタンス


二十代半ばになり お見合い話が来るようになった。
自分や地元の同級生が勧められるお見合いの相手は会社員とか公務員だ。

サエミのところに来るお見合い話は 経営者か経営者の御曹司、プロ野球選手だった。

プロ野球選手の名前を聞いて私は驚いたし、
自分にはそんな知り合いもいないから興味津々で
前向きに検討してほしいなと思ったが
サエミは嫌だと言う。


お金をたくさん稼ぐ男性はちゃんと家に帰ってこないから、
お父さんの浮気でお母さんが悲しそうにしてるのを見てたこともあるし 私はそんな結婚はしたくない、とサエミは言った

それも分かるけど、5時に帰ってくるサラリーマンの給料ではサエミの好きなエルメスのバッグ買うなんて無理だよ

でも彼女を怒らせる気がして、それは言えなかった。
会社員をしたことのない彼女に言ったところで分からないだろう…とも思った。





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サエミが誰と結婚するのか ちゃんと続き書いてね
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父と娘と美術館コーデ


岸田劉生展を見た。
美術の教科書で見た 赤い着物の麗子像が記憶に残っている人も多いと思う。

背景は暗く顔が横に引き伸ばされ どことなくホラーな描き方をされているが
家族写真を見るとほっそりした可愛らしい娘さんだった。


麗子像は数多く描かれているけど、
顔を横に広げて手を小さく描く ちょっと妖怪っぽい表現は宋(中国)の絵画の影響らしい。

自分の自画像や妻や友人は普通に描いているのに
愛娘だけこんな歪んだ表現ひどい…と思うけど
「もっと可愛く描いてよ」と文句も言わず
麗子は五歳から父親が亡くなる十五歳までモデルを続けた。

幼い女の子に長時間の正座はかなりの苦行で
「時には痛くて涙が出た、黙って顔を上げて涙がこぼれないようにした」と麗子本人が語っている。

成長した麗子は父親と同じ画業を選ぶが、作風は父と違って優しいタッチ
(これは展覧会とは関係ないものです)
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父が描いた自分が着ていたのと同じポンチョを着ているところに 父親への愛と尊敬を感じる



麗子像で知られる岸田劉生だけど、友人や自分を描いた男性の肖像も非常に印象的だった。

顔や皮膚の質感がリアルで上手いというだけでなく、目指すものがある彼らの 覚悟のようなものまで伝わってくるのだ。

ここ以外の肖像画や写真を見ても感じるが、
戦前の日本の男は年齢職業を問わず 気迫を感じる面構えに圧倒されることが多い。

大きな仕事を成し遂げたり 地位や富を築いた人に対して「やっぱりあの人のオーラは凄い」なんて言い方を聞くけど
現在のオーラ持ち有名人と明治~昭和の男が並んだら後者の圧勝じゃないかと思う。

道が二つあったら間違いなく厳しいほうを選ぶ
自分がやると決めたことは命懸けでやり遂げる、
そんな強い意志を感じる表情が多いからだ。

イケメンなんて薄っぺらい表現が吹き飛ぶくらい厳粛真剣な顔に会えたことは、 
本物の麗子像と対峙したのと同じくらい 大きな収穫だった。



ランチはロコモコ
マグロとアボカドのサラダも美味しかったです
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巨大化した麗子さん(笑) 着物の描き方が緻密
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こんな作風だけど、初期の頃は西洋絵画の影響を受けた作品が多かったとか。
試行錯誤を経て徐々に自分のスタイルを確立していったのでしょうね
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義務から逃げるが特権は欲しい


結婚以来 何かと注目されてきたヘンリー王子とメーガン妃が、王族中心メンバーを引退すると発表した。

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今後はカナダやアメリカで過ごすことに比重を置き 経済的にも独立したいと宣言。

チャリティー活動で出会った二人だけに、そういう活動をこれからもするらしい。

しかしサセックス侯爵としての地位やその名前を使ってビジネスをする特権は手放したくない模様。
…どこが独立なんだか

王族の面倒くさい集まりや公務はやらないけど、
侯爵ってことで入ってくる収入はそのまま貰いたい
三億円かけて改装したイギリスの家もそのまま使いたい
警備してもらう権利も今まで通りヨロシク✌️
という都合のいいことを言ってるらしい。

独立を目指すと言ってるだけで、ハッキリ断ってないところを見ると
ヘンリーパパ(チャールズ)からのお小遣い年間○億円も引き続きもらう気なのかな?


そしてヘンリー王子は、嫁がマスコミ攻勢を受けてるのが可哀想だと主張している。
確かに母であるダイアナ妃もパパラッチに追いかけられ交通事故で亡くなっているから 当然そう思うだろう。

しかしマスコミだって鬼じゃない。
長男の妻キャサリン妃も 結婚前は意地悪なことを書かれたけど 三人の子供の母となり、
地位に相応しい振る舞いと服装をしている現在はそんなに叩かれてるようには見えない。


メーガンがマスコミの標的になるのは
離婚歴のある外国人の妻という珍しさに加えて、ツッコミどころ満載の行動をするからである。

主に言われるのは
 浪費癖
 脚を組んでガハハ笑い等の下品な振る舞い
 慣習破り

慣習破りも前例に倣わないというだけでなく
国民が敬愛するエリザベス女王をないがしろにした行動というのが嫌われる理由だろう。


 具体的には
・47億円の結婚式を挙げ、四千万円のドレスを着用

・年間900万円と言われるキャサリン妃の何倍もの洋服代
マタニティー用だけで5000万円
2日間のアイルランド訪問だけでも400万円

・一千万円以上の出産パーティーやプライベートジェット利用のリゾート旅行


・夏期とクリスマスはエリザベス女王の元に集まる王族の恒例行事をドタキャン&欠席

誕生日が近いメーガンのために特別なケーキを用意していたエリザベス女王はガッカリ
(家長で93歳のおばあちゃんを悲しませるようなことするなんて人間性疑う)

・王族の行事を欠席して、その日はテニス観戦

・ロイヤルファミリー伝統の赤ちゃんお披露目も拒否

・王族離脱の発表も 親族に何の相談もなくインスタで不意討ち発表

これだけ好きなことをやって 好きなようにお金をジャンジャン使って 一体何が不満なのか…
と王室関係者が嘆くのも無理はない。


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ところでこのウェディングドレス、刺繍が豪華とか真珠を縫いつけてるとかなら高額なのも分かるが
なぜこの超シンプルドレスで四千万円なのか謎


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少年時代の二人。イケメンで人柄も良いプリンスとして注目されてきた兄ウィリアム、
どうせオレなんて誰からも期待されてねえし…とやさぐれて薬物・アルコール・パーティーでほぼ全裸写真が新聞に掲載になった弟ヘンリー

歩んだ人生と 妻として選んだ女性の品格がリンクしてるなぁとしみじみ思う。

王室には腐るほどお金があるのに、
母親を失って心の拠り所を失ったヘンリーに 良い教育係を見つけてあげようと奔走する人はいなかったのか。

出来のいい兄との違いに悩む弟に
「お兄さんと比べられてモヤモヤしてるんなら勉強することだよ、
お兄さんより立派な大学に行けば皆の見る目も変わってくるんだよ」と導いてあげる人はいなかったらしい。


不満はあっただろうが、何不自由なく生きてこられたのは実家があったからで、
自分を育んでくれた家をないがしろにする男性や
そうなるよう誘導する妻というものを軽蔑してしまう。


ヘンリーは ガラの悪い野心家の女に引っ掛かって変わってしまった…という見方もある。

確かに日本でも、腹黒い女に惚れ込んだばっかりに
良好な関係を続けてきた周りの人との間に亀裂が生じてしまう…という人がいる
(嵐の二宮氏とは関係ありません)


でもそれだけでなく、ヘンリーにとって実家は居心地のいいものではなかったのかも知れない。

父親チャールズは 夫として父親として家族を愛するより 大事に思ってるのはカミラおばさん
母親が亡くなって やっと自由だぜと言わんばかりにオバさんとくっついて楽しくやっている

子供の時から王室の未来を託されてる兄は王位継承権二位、自分は六位。
三人の子供を授かり理想の家族を体現して 国民に喜びをもたらしている兄夫婦。
一緒にいても劣等感が増すばかり…

おばあちゃんのエリザベスは 自分たちのおばあちゃんである前から英国国民の母であり祖母。厳格で偉大な存在。

冴えない自分でも無条件で抱き締めてくれた母親はいない…
ハリーにとって いつの間にか心安らぐ場所ではなくなっていた実家。


そして 上品さ重視のイギリス人貴族の世界と 派手さを良しとするアメリカ芸能人の間の壁はどうにもならない。

伝統と格式を重んじるイギリスの王族貴族の世界、
黒人の血を引くアメリカ人でバツイチで庶民のメーガンには完全にアウェイ

ジバンシーの特注ドレスを着ても アメリカでは女優としてスポットライトを浴びても
ここでは「私たちとは違う 生まれ育ちの卑しい女」という見られ方なのだ。
 

自分を心から必要としてくれる人はこの王族の中にはいない
愛する妻もイギリス生活は息苦しいと言っている
ここを離れたほうが生きやすいのかな…?
みたいな心境かも知れない。
でも自由が欲しいなら贅沢三昧の生活も改めないと。

大金使った旅行や金満ファッションが目立つ夫婦が
チャリティー活動やってます 募金よろしくね
とPRしても市民の心は動かないのだ。



イギリス人が何となくアメリカ人を見下しているのは
高貴な方々に限ったことではない。
イギリスにいた頃、バスの中などでおばちゃんの会話を聞いてると
「スーパーにハロウィンの飾り付けがされてたけど、あんなアメリカンな子供っぽいイベント興味ないわ」「ほんとよね」みたいなのを
ちょいちょい耳にした。
自分たちの国には歴史があるという自負心だろう。

そういうイギリス人気質が一番凝縮されてるのが階級社会の最上層の王室なわけで。


王室=お金持ち・有名・貴族のいないアメリカではイバりのきく家柄♪
とセレブの延長のように考えていたテレビ女優メーガンには計算違いもあっただろう。

セレブとロイヤルは全く違うということを理解しないまま結婚して
どうしてこんなに「こうするべき」っていうのがあるのよ💢とイライラしてたのかも知れない。

自由なアメリカと 貴族としての品格が求められるイギリスでの違いに適応できなかった節もある。


二人が婚約した頃は、イギリス王室に新しい風が吹くだろうと好意的な報道が多かった。

だけどこの結婚は、突風となって色んなものをひっくり返していった挙げ句に
アメリカ大陸に去っていくことになった。





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辺境アジアと紅茶の香り


山登りのためネパールに行っていた親戚の女の子からお土産をもらった。

ネパールと聞いても、イメージするのはエベレストとか仏教くらいだけど
その空気の中にいると精神的に浄化されそうな 何となく神秘的な印象のある国。



🛫 ちなみにアジアの田舎では昔ミャンマーに行ったことがある。

小学校の時からの友達が
当時流行っていたアジア貧乏旅行記「深夜特急」にハマって よくそういう類いの旅をしていた。

私はそれに2~3回付き合っただけで、何の手配もしてない。
くっついていただけなのに色々と面白い経験をさせてもらったと思う。

ミャンマーのカレーは美味しかったけど
それ以外の食べ物は 惣菜もドーナツのようなおやつもなかなか油っこくて 常に食欲旺盛な私でも重く感じた。

屋根が葉っぱみたいな家が建っている超田舎でも
ホンダのスーパーカブがリヤカーを連結させて走っていて
こんな所でも使われているのかと驚いた。

かつてイギリス軍の病院だったという、白いコロニアル風の木造建築のホテルに泊まった。

市民は民族衣装の巻きスカートで 車もたまにしか見ない山の中なのに、
ホテル内で紅茶を飲むときは シワひとつなくアイロン掛けされた白いテーブルクロスに銀色のティーポットでサーブされる。
こんな山奥でも英国式のお茶の飲み方が定着しているのか…
ヨーロッパがアジアを支配していた時代の名残を感じた。

避暑地のホテルとして生まれ変わった場所だけど、
故郷を恋しく想いながら ここで息を引き取ったイギリス人もいたんだろうな…と思いながら紅茶を飲んだのを覚えている。



乾いた空気と 尖った山並と日本とは色彩の違う寺院
渡されたネパールの写真を見ていると 自分もそれに似た辺鄙な場所を歩いていたことを思い出した。

二十代のうちに いま生活している場所とは全然違う景色を見ておくのも経験のひとつだろう。

📱今は遠い国の出来事も ネットで分かったつもりになってる人がいるけど、
それは誰かの切り取った風景であって 自分の目と心で触れたものではないのだ。

ネパールの山って女の子にはハードなんじゃないかと思うが、
天気にも恵まれ美しい景色を楽しんできたようだ。



紅茶が好きなので色んなフレーバーのお茶があって嬉しい
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エベレストハニーとある蜂蜜がとても濃厚で、
一口舐めると 子供の頃に花の蜜を吸っていたことを思い出すほど自然の香りが強い。
この美味しさを生かす食べ方って何だろう?と悩むけど
やっぱりシンプルにパンにつける…かなぁ

真ん中の黒いのはヤクのミルクの石鹸だそうで
大豆とかナントカバターとかローズオイルとか
すごくヘルシーなものばかりで作られてるっぽい
顔に使うのか体に使うのか、見た感じは食べ物みたいで きんつばを思い出した。
(ヤクってヤギみたいなものかと思ってたけどウシ科だった)

右側にあるフェルト製の物はたぶん鍋敷きだと思うけど
せっかくの可愛い色合いが隠れてしまうのが勿体ないので 家にあった紐をつけて壁に飾っている。

以前は ほっこり系のものってあまり惹かれることがなかったけど、
人の手の温かさを感じる物を見て 和むようになったのは年齢のせいだろうか


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お子さまが成人式を迎える皆さま
おめでとうございます✨
良い一日になりますように。