2019/07/31
時代に逆らうダイエット
子供が保健室にお世話になったとき、
朝食は摂ったのか何を食べてきたのか尋ねられて答えたところ
先生から「ちゃんとしてるね」と褒められたという。
🍚我が家はずっと和食で、日本以外に住んでる時もそれは同じだった。
ご飯・お味噌汁(豆腐 小松菜 椎茸 ねぎ)
ブロッコリーとトマト中心のサラダ・リンゴとバナナ
ヨーグルト・時々納豆、毎朝こういう感じ。
家族はみんな特に太くも細くもないMサイズ族だし
特に疑問を感じたこともなかった。
だけど最近、糖質カットとか炭水化物抜きとか 米飯がずいぶんと悪者扱いされている。
持病のある父が食事をする時 母はいつもご飯をよそうたび秤で確かめてから出していたし
気をつけたほうがいい人がいるのも確かだろう。
だけど、普通に健康な人や若い人が
「ゴハン(お米)あんまり食べないようにしてる」と言うのを聞くと
それ本当に体にいいことなのかな❓と思ってしまう。
専門家の助言でそうしてるなら分かるけど、大抵の人はネットや雑誌のダイエット記事の影響だし。
実家の母が三食摂っているのに あられやクッキーなどを頻繁に食べてる時があった。
こちらにも勧めてくるが おやつの時間でもないんだし私は全く食べる気にならない。
食事について聞いてみたら、父が亡くなってから朝食はパンにしているという。🍞
自分しかいないのに わざわざ毎朝炊くのも億劫に感じるらしい。
「それにテレビで高齢者はあんまりゴハン食べなくていいって言ってた」
ちょっとちょっと、
朝バナナで痩せるとか納豆ダイエットとか今までテレビがどんだけインチキ健康法やってきたか思い出してよ~
ゴハン減らしてクッキー食べてたら かえって不健康だよー😢💦
とりあえず、お米を多めに炊いて一食分ずつラップに包んで冷凍しておくことを勧めた。
解凍する時間なんてすぐだよ2分くらいと。
それ以来 母の間食が気になることもなくなった。
私自身 お米を食べないとそれ以外のものを食べ過ぎていることに気がついて、
適正体重を維持するためにもお米は必要だなと感じている。
(さすがに夕食は主食も副食も少なめだけど)
というわけで、メディアの米飯冷遇にも流されず、
今日も私は感謝しながら美味しくご飯を食べている。☺️🍚
栄養とかカロリーとか抜きで考えてもお米がないと生きていけない。
和洋中どれにでも合うのもいいし、炊きたてごはんが湯気を立てている様子は幸せな気分になる。
同世代のほっそりしているママさんも「ご飯食べないと満腹感がないよね」と言ってたので
やっばりそうだよねと思った。
アメリカから日本に向けて積み込まれる農産物に
夥しい量の防腐剤が噴霧されているのを見て衝撃を受けたことかあるけど
近くで作られているものは そういう怖さもない。
日本人は弥生時代から千年以上お米を食べてきて国を発展させてきたのだし、
敗戦の焼け野原から経済大国になり、長寿国とも呼ばれるようになった。
この国で頑張る人のエネルギーになってきたのが、米だと思っている。
だからお米を必要ないもののように言う人にとても違和感がある。
実家の窓を開けると水田の広がる景色が見える。
通学をしながら遊びながら、兼業農家の同級生のお父さんたちが田んぼで働くのを見てきた。
田植えをして、育ってきたら虫や雑草を除き、実ったら稲刈りをして脱穀する。
手間をかけ育て収穫する、毎年欠かすことなく繰り返される作業。
台風で家の雨戸を閉めるとき、強い雨に打たれながら稲の様子を見に来ている合羽姿があったのも覚えている。
そんなふうにして大きくなってきたから、
時代が変わっても 日本人の生活も体質も昔とは違うと言う人がいても
お米を軽んじる声に同意することがどうしてもできない。
心を込めて作られた美味しいものを尊いと思う気持ちを忘れたくない、
私は瑞穂の国に生まれ育ったことを幸せに思っているから。
✨🌾