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Z世代のオススメ本 / 天才たちの読書 


お店にこれが登場すると「春が来たな~」と思いつつ 即購入するのがいちごサンド
私が初めて見たのはセブンイレブンだったけど、今は大抵のパン屋さんにもあるので嬉しい🍓

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夏が近づくと店頭から姿を消してしまうので あと2〜3回は食べておきたい笑


そして 最近読み始めた本↓
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⚽イングランドの強豪チーム アーセナルの監督を22年間務めてきたアーセン・ヴェンゲルの自伝
「赤と白 わが人生」

ヨーロッパサッカー大好きの大学生息子が熱心に読んでたので ちょっと借りてみたのですが
戦術とか理解してない サッカー詳しくない私が読んでも面白いです♪

同じチームで22年間も監督を任されるって滅多に聞かないし
相当の信頼と実績だな~と思ったら「無敗優勝」という伝説レベルの偉業も!
「名将」と呼ばれて、ネットには名言集が上げられているのも納得

外国人監督が珍しい時代に、サッカーの本場イギリスに来たフランス人監督ということで🇬🇧🇫🇷
最初は冷ややかな目で見られてたようだけど、最終的には勲章を受けるほどの結果を残してるという
なんかすごい人

🇯🇵日本で名古屋グランパスの監督を務めた時期もあり
低迷していた同チームを天皇杯優勝に導く 素晴らしい実績を残して帰国

「並外れた才能を持つ外国人が どんな風に日本を見ていたのか」というのが分かるのも興味深いです


ヴェンゲル監督の基礎知識
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読んでて感じたのは、サッカーへの情熱を持ちつつ とても冷静に物事を見られる人だなということ

またサッカー人生の諸々に疲れていたとき
「日本に来たことが救いになり 幸せな時間だった」と語っていて、良かったな~と思いました


日本人だと当たり前になっていて気づかないけど
時間厳守や規律を重んじる姿勢に とても感銘を受けた様子
電車が定刻通りに来ること、パーティが予定通りの時間に終わることがカルチャーショックだったとか

そして、相撲を観戦することが 勝敗の考え方に影響を及ぼした件が興味深かったです

勝者(横綱)には強さだけではなく それに相応しい品格が求められること
勝っても露骨に喜ぶことはせず、敗者に恥をかかせないように終わる 敬意あるしきたりetc

こういうことを知ったのは「非常に意義深いものだった」そう

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◾異国での暮らしで当然「なにコレ?」というのはあったと思うけど、そういう事はあまり語らず
日本の文化や考え方を尊重しつつ 日本人選手たちを指導する姿勢が とても知的だなと思いました


最近しばしば「郷に入れば郷に従え」精神が全くない外国人を見かける

自分の意思で日本に暮らして 日本の便利さや快適さを享受してるのに
「日本人はここがダメ」なんて上から目線で語ったり
こっちの宗教に合わせろ 土葬させろと言ったりする自己中タイプ
イヤなら日本以外で暮らしたらいいのに、文句を言いながら居座る外国人

そういう人たちに ちょっとは彼を見習ったら?と言いたくなった笑

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監督というのは 試合に勝つべく指揮をするのが仕事というのは当たり前だけど
それ以外にも考えなきゃいけないことが色々あって、想像以上にハード

クラブの財政と選手の報酬とのバランス
チヤホヤされ大金を手にして 実力を伸ばす意欲が低下している選手をどう扱うかなど
試合がなくても悩みは絶えない…

それでも監督をやりたいという人は数え切れないほどいるのだから
大変さを超える喜びや やり甲斐があるのでしょう。

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本とスポーツと言えば…

WBC以降 さらに人気と存在感が増した大谷翔平選手も読書家だそう
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ちなみに大谷選手は 電子書籍ではなく活字の本で読む派だとか
端末はブルーライトによる視力低下の問題もあるから⚡アスリートは特に紙の本のほうが良さそう


少し前、日テレの「世界一受けたい授業」では
【世界を変え 大きな富を得た天才たちの共通の趣味は読書】という内容が放送されてました
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amazon創業者ベゾス氏の愛読書という「日の名残り」私も大好きです 映画もいいんですよね〜✨

イギリス人の執事の話なんだけど、
家の主に対する忠誠心とか 自分の感情を外に出さず黙々と任務をこなす点など
昔の日本人の「滅私奉公」の精神と共通するものがあって興味深かったです

カズオ・イシグロは他の作品も 胸が締め付けられるような切なさがあって
淡々としているのに 想いの重さが伝わってきて、ずっと持っていたい作家のひとり。


【 余談 】
先週のお出かけ先でパチリ
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事前に確認すると チューリップは見頃を過ぎたとありましたが、まだ綺麗に咲いてました🌷


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謹賀新年 (読書メモ追記)


いつもご訪問いただき ありがとうございます
今年もよろしくお願い致します
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1日に初詣に行ったのですが
神社の近くに露店が並んでる様子とか、帰りに寄ったお店の賑やかさなど 活気が戻ってる感じでした

引き続き対策しつつ 行動範囲を広げていく年になるといいですね


去年は子供が受験だったので、お正月でも気が休まらなかったけど
今年は空いた時間に読書する余裕も持てました。

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経済学者 三橋貴明氏の【移民亡国論】は2014年に出版されたもので
「グローバル」という言葉に疑問を抱くきっかけにもなった本

最近、イタリアのメローニ首相が 不法移民の乗る船の受け入れを拒否したとニュースで見たので再読

ヨーロッパ在住の日本人の記事を読んでいると、移民の問題が生活を脅かしていることがよく分かる
物騒な事件が増えた、アパートの一部屋に大勢で住み着いて騒音をもたらすなど 社会秩序を乱す
移民がまとまって住むエリアは普通の人が近付けない無法地帯になっているetc

語学力も手に職もない 「郷に入っては郷に従え」という意識のない外国人が大挙してやってくる
受け入れ施設や生活保護や医療が財政を圧迫する
「何の縁もない外国人助けるより、税金払ってる私たち国民を助けてよ」と思う人もいるだろう


こちらの本、8年前に すでにそういう弊害について警告していて
「他民族共生」など絵空事だとハッキリ分かります

🇸🇪福祉や教育先進国のイメージがあるスウェーデンの犯罪発生率は日本の10倍以上
そして犯罪の4割が移民によるもの


そして「少子化で労働力が足りないから外国人に来てもらわないと」と言われる日本も他人事ではない

テレビでは言わないけど、日本国内の中国人の犯罪の多さを物語るデータもきっちり掲載されてて
読むとまあまあ怖くなります…。

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「他の国に比べて日本は受け入れが進んでない もっと受け入れるべき」みたいなことを言う人は
自分の生活圏内に 宗教も慣習も違う民族が住む意味を解ってるのだろうか

例えば今 中東から来た住民が「イスラム方式の土葬墓地を日本国内に作らせろ」と訴えている

コロナで亡くなった人を火葬した後は、通常とは違う徹底的な消毒をすると聞いたけど
火葬でもウイルスのリスクがあるのに 土葬なんて寒気がする

「多様性バンザイ 外国人ウェルカム」の人は
そういった土葬墓地が 自分の家の近くに作られる事になっても 快く了承できるんだろうか❓

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林真理子【成熟スイッチ】

「有名になりたい」から「社会の役に立つことをする人になりたい」と変化していった生き方
仕事の選択や人との交流について語った内容

日大理事長就任がニュースになったり、ダイエットやお買い物などが注目されがちだけど
本質は 読むこと書くことが心から好きな文学少女 それが林さんの始まりであり 終着駅なのかも

尊敬する先輩方から学んだことや 長編小説に取り掛かる時の心境を読み、そんなことを感じました。

最近よく聞く「ありのままの自分でいい」という言葉に、ぬるさ甘さを感じる私としては
【背伸びなくして成長なし】という林さんの言葉に、全面的に同意

それにしても
大学に出勤して 本業の執筆をして、対談に会食、観劇に旅行 加えて文学賞の選考委員
68歳という年齢を感じさせない エネルギーと行動力は羨ましい限り

仕事も遊びも充実させるためには、時間を上手く使うことが前提になるので
【時間泥棒を排除する】という項目ではNetflixを解約したという話をしつつ「時間は有限」と力説
(個人的には 仕事で使うわけでもないSNSも時間泥棒だと思う)

軽いタッチで書かれるいつものエッセイではあまり触れない 実家のご家族の人生も興味深く
好奇心や学ぶ意欲に背中を押される生き方というのは 家系なのかなと思ったりしました

🍷🍾
若い人には、ワイン礼賛やブランド崇拝する彼女のセンスが バブリーで古いと感じるかも知れない
(昭和な私も 林さんの不倫礼賛やエルメス信仰はよく分からない)

林さんが「本気で仕事して 自分で稼いだお金でエルメスを買う それが幸せってものよ」と説いても
今の20代は
「ブランドバッグ?そんな無理しなくてもレンタルで持てるし」と言うかも知れない

だけど
就活全滅で大学卒業後もバイト生活だった地味系女子が 向いてるコトを見つけて人生激変
ヒット作をきっかけに人脈や財力を掴んで、結婚もして
作品で紫綬褒章を得た後は 大学理事長に収まるストーリーなんて、下手なドラマより面白いので
食わず嫌いせずに 一度読んでほしいなーと思う。



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知っておきたいことがある


ご訪問ありがとうございます

買ってきた本をサラッとご紹介します♪
まだ 軽く目を通しただけなので、読了して心に残るものがあったら また改めて書こうと思います

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買ってきたのは次の3冊 ↓↓
『刑務官が明かす死刑の秘密』『捨てない生き方』『ありがとう そしてサヨナラ 安倍晋三元総理』

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右から『刑務官が明かす死刑の秘密』
(上の『死刑囚200人最後の言葉』は以前読んだもの)

最近EUあたりが「日本は未だに死刑なんかやってるのか」「前時代的だし非人道的だ」などと非難
アメリカでも存続してますけど?

🔥火力発電は環境に悪いと主張する時もそうだけど
中国やドイツには言わないくせに 大人しい日本だけを叩く欧州
のび太にだけ強く出る 小心者のスネ夫のよう

「日本の死刑制度のことも知らずに 人権侵害とか騒いで、自分たちの考えを押しつけるの止めてよ」
そう思ったあと、いや自分も日本の死刑について全然知らない‥と気がついた

自分なりに死刑って何なのか知っておきたいけど
刑法とか難しそうな本は眠くなるので、分かりやすそうな4コマ漫画にしてみた


深刻な話も面白そうな話もあるけど
刑務官というのは想像以上にハードで、心身に負担がかかるお仕事
 
国会議員に 給料とは別の毎月のお小遣い(文通費)100万円なんか支給するくらいなら💴
刑務官への慰労金に回してほしい‥と思うほど。


それから、世の中には 有名な死刑囚に手当たり次第に手紙を出して
運良く?返事が来たらネットオークションに出して一儲けする人がいるのだとか
いくらで売買されてるのか ちょっと気になる
それにしても よくそんなこと思いつくなぁ…


◾考えさせられたのがこちらの数字
『刑が執行されて 親族に連絡しても、遺体を引き取る者は3割にも満たない』
死刑囚のほとんどの身内が「関わりたくない」という認識なんですね

殺人犯になったから見放されたのか?
気にかけてくれる人がいない環境が 道を踏み外した理由のひとつなのか…?
 
死刑否定派は、人は変われるとか 更生とか言うけど
親族さえも投げ出す凶悪犯を 改心するまでサポートする人って、どこに何人いるのか教えてほしい。

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中央の五木寛之著『捨てない生き方』はタイトル通り

断捨離に関する本や記事は一通り読んだので、真逆の考えも聞いてみることにした

テーマはこんな感じ
◾年を取ると 周りの親族や友人たちは ひとりふたりとこの世を去ってゆく
そういう時に孤独を慰めてくれるのは 想い出、そして記憶を呼び覚ましてくれる物…

と言っても五木寛之氏が購入してきたのは
イタリアの職人が作った革靴など、不用品ではなくビンテージと呼べる物
秘書やお手伝いさんを雇う財力もある方だし、自力でお片付けを頑張る主婦とは状況が違うので
参考になるかどうかは分からない

ただ 五木氏(80代)のような戦争を経験してる世代は
焼け跡を歩いて 使えるモノを拾い なんとか生活していた等、無いつらさが強く残っている

戦後生まれでも、あまりモノがない時代に育ったとか 家の経済事情で
「持たない暮らし」ではなく「持てない暮らし」を余儀なくされたケースもある

そういう人にとっては 持つことが豊かさ、心を満たしてくれること

「多く所有=悪」みたいな流れに一石を投じる本

ミニマリスト・捨て活・シンプルな暮らしというテーマが人気の現在
こういう話を書くことは 大御所作家でも勇気が要ったらしいけど
私はこういう 大勢の声と違うものを提案する人って好きです♪

何を大切にしたいかは 人によって違うのだから。


卒業証書やアルバムも捨てたという人
40年前にオーダーメイドで作った帽子を今も持っている人
◾いろんな考えを聞くことで、自分なりの残す・残さないの基準が固まってきました

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『ありがとう そしてサヨナラ 安倍晋三総理』
写真・公式SNS・演説の内容など、主に本人の発した言葉と行った場所や会った人の記録

安倍さんて、応援する人と叩く人が どちらも割と極端なんですよね…
彼ほど日本のために尽くした人はいない / 日本をダメにしたのは安倍政権だ! みたいな

なので アナタ誰?っていう人の評論より
本人の発言を集めたものを読んだほうが実像が分かるだろうと思って購入


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どれから読むか まだ決まってないけど笑
そういうことで ちょっとお休みします
それではまた

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余談
大学生息子の部屋の前を通ったら、誰かと話しているのが聞こえてきた
「んーそれで 途中まで一緒に帰ってきたけど、緊張して上手くしゃべれなかった‥」と少し暗い
よく分からんけど頑張れ〜


 お読みいただきありがとうございました
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秋なので/ 遅すぎた国葬


ご訪問ありがとうございます

読書の秋ということで、現在そちらに時間を使っています

面白い本があったら 感想を記事にしようというのもブログを始めた理由のひとつなのに
記事を書くために 本を読む時間が無くなってたという本末転倒なことになってたので
ちょっと記事を後回しにしてます

📖
今読んでるのはアンデシュ・ハンセンの「運動脳」
ベストセラーになった「スマホ脳」と同じ著書でスウェーデンの精神科医

簡単に言うと こういう内容↓

◾脳の老化を遅らせたいなら 座って脳トレするより運動したほうが良い
暗記力や集中力を高めるのに有効なのも運動 ストレス解消に有効なのも運動
それは データや細胞分析による確かな事実

運動と言っても特別なことではなく 歩くだけでもいい、という件に安心します笑


うつ病など 最近多いメンタル系の疾患も
運動でかなり改善されるのに、あまり運動の効用が伝えられないのは
運動を勧めるより プロザックなどの薬を出したほうがカネになるから、だとか。

…丸ごと信じるわけじゃないけど、そんな気もする 
コロナウイルスでも とにかくワクチン推しなのと通じるし。


何年か前にテレビで、ネット依存やゲーム依存の人を治療する 中国の更正施設みたいなのを見たとき
朝から外に出て体操やってたのを思い出して、本が言ってることと一致してる‥と思いました。

◾体の健康だけでなく、頭の健康のためにも体を動かすことが必要‥とよく解る1冊

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それから
日本でもイギリスでも 国葬が話題だけど


サッカー界のスーパースターだったベッカムが市民と一緒に弔問の列に13時間並んだニュース
ちょっといい話でしたね
並ぶことで女王への敬意を表したかったとか。
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こういう報道があると、すぐ売名行為とか言う人もいるけど
仮にそうだとしても、みんながちょっと明るい気持ちになったんだから いいんじゃないかな〜

足腰が弱ってるであろう80歳以上の人たちも静かに並んでるそうで
本当に敬愛される存在だったのを感じる。

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日本の国葬のほうは 意見が分かれててギスギスしてますが…

「国葬止めろー!」とデモする人たち(なぜか年取った人ばかり)
「安倍さんの功績は偉大 国葬は当然」と主張する人たち
 自分はどちらもしっくりこない… 
安倍さんは日本のために頑張ってくれてたと思うし、決まったのなら無事に終わるよう願うけど。

◾積極的に 国葬やろうぜという気持ちになれないのは
179人もの自民党議員が関わっていた統一教会の問題や
「国民の生活は問題放置なのに、そういうコトはさっさと税金の投入を決めるよね‥」に加えて
単純に 亡くなってから日数が経ち過ぎなのもある
「一度お見送りしてるのに 季節が変わった頃にまたお別れの儀式?」みたいな違和感


 エリザベス女王 9/9死去 9/19国葬
 安倍元総理 7/8死去 9/27国葬

↑いろんな事情があるのだろうけど、何かにつけてスピード感のない 日本政府の象徴のような日程

王族と政治家は全く別のものだし
安倍さんは選挙中の銃撃という 例のない亡くなり方で、どう扱うか悩ましい面があっただろうけど
亡くなってから70日以上過ぎてからの葬儀とは あまりにも遅い
🕯仏教では 四十九日過ぎたら忌明けという考え方もあるのに、ずいぶんと間を置いたものだ。


 2ヶ月も経てば、状況も人の気持ちも変わる 当然 世論も変化するのに。

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追記

◾7月中に追悼の全てが終わっていたら
『国葬』と聞いても 複雑な気持ちになることはなかったかも知れない 
7月12日の告別式には 歩道から「ありがとう」という声が聞こえ、多くの人が別れを惜しんでいた。


だけど時間が過ぎると記憶も遠ざかってゆくし、宗教団体との関係が次々と明るみに出てきた

議員との繋がりの広さ深さ、韓国に送金されていた額、かなりインパクトのあるものだった

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安倍さん信者が どれだけ国葬の正当性を叫んでも
ただただ悲しかった7月とは見方も変わってくる

📣
安倍さん応援団が主張してることは どれもズレていて共感できないし。
「税金税金と言うけど 外国人に渡してる生活保護の金額の方が問題」←外国人ウェルカムしてたのは安倍政権では?
「統一教会のことばかり報道してるマスコミはおかしい」←統一教会に限らず 苦しんでいる人がいたら現状を伝えるのは当たり前
「国葬は弔問外交に繋がるから国益に叶う」←G7から現役の首脳は一人も来ない

擁護や理屈では帳消しにできない事実、自然と湧き上がってくる疑問


◾安倍元総理について想うとき
世界中を飛び回って 休まず仕事していた姿が思い出されるのと同時に
「韓国カルトが日本の政治に入り込むのをOKしてたんだよね…」と考えてしまう

行動力ある日本のリーダーを誇らしく感じていたことが、薄れるわけじゃないけれど

暗部を知ってしまった以上
喪失感しかなかったあの時と 同じ気持ちでいることは、もう無理なのだ。


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デキる大人もイジメする


少し前に
『苦しかったときの話をしようか』という本について記事にした

低迷していたUSJを アニメコンテンツやハリーポッター導入などでV字回復させた森岡毅氏(50)が
働くことの本質について書いたもの

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前回書いた、仕事の適性に関する話も学ぶところが多いけど
森岡氏の仕事ヒストリーみたいな部分も興味深かった

現在は劇的な成功例がクローズアップされる彼だけど
当然それだけではなく、苦しいことも情けないことも経て 大きな仕事に携わるようになったわけである

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森岡氏は大学卒業後、P&Gに就職

アリエールやファブリーズ、ヘアケアのパンテーン、スキンケアのSK-IIなど
家庭で日常的に使われる商品を扱うグローバル企業

ヴィダルサスーンの成功で実績を積んだ森岡氏は
2004年 米国シンシナティの本社に赴任

日本人が海を超えて世界本社に行くことが ほとんどない時代に
アメリカの本社でブランドマネージャーという大出世
しかも担当のヘアケアは花形部門

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↑シンシナティのP&G本社 想像してたのより大きい


しかし ここからが茨の道の始まり


◾社内の誰もが就きたい花形部門、パンテーンのブランドマネージャー
「なんで来たばかりの日本人が重要ポスト?しかも英語力も微妙だし」という
四方から敵対心が突き刺さる中で仕事をする羽目になる

必要な情報が回ってこない 会議から外される 
森岡氏が来ると 急にネイティブでないと聞き取れない超早口会話になる

極めつけは、プレゼン資料がセクシー画像に差し替えられていたこと
パワーポイントを使う前に再確認したのでセーフだったけど、露骨な悪意はメンタルに大ダメージ
自分は価値のない人間なのかと精神的に追い詰められてゆく

“welcomeじゃなくていい、せめて普通に仕事をさせてほしい”
イジメ・足を引っ張ろうとする策略・圧力などを感じながら働く環境はストレスあり過ぎ
とうとう 連日血尿が出るという体の不調まで引き起こす
(聞いてるだけでもつらい‥ 一緒に渡米した奥さんは心配しただろうな)

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◾この件を読んで
超有名企業の中枢で働くエリートの世界でも 陰湿なイジメはあるんだなぁ‥と思った

「日本人は建前とホンネがあるけど海外は」とか、まるで外国人は裏がないように言う人がいるけど
そんなものはファンタジーだということも分かる

デキる人には それなりのプライドもあるだろうから
「オマエなんて認めないからな」と思ったら 単なる意地悪より容赦なくやるのかも。

2004年だと、まだ多様性という言葉もなくて 人種差別みたいな感じもあったんだろうと推察する
(自分もその頃 海外住みだったけど、えっ?という対応をされたことは何度かある)


それにしても
何ヶ月もこんな状況が続いたら 体調不良という理由で帰国してもいいのに、乗り越えたというのがすごい
渡米して2年後には結果を出してマーケティング・ディレクターに昇進✨
 

普通に考えたら
倒れたらどうしようもないし、とりあえず休んで心身のケアをしたほうがいいと思うけど
人と違うことをするためには、やはり普通よりタフじゃないとダメなんですねぇ

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脳科学者の中野信子さんの著書に
「自分よりずっと優秀な人なのに、心が折れて自ら命を断ってしまう例をいくつも見た」
とあったのを思い出した。


つまずくことなく生きていくのに必要なものというと
やはり知名度のある安定した場所とか、そこに入れる学力を思い浮かべてしまうけど

◾それなりの地位や知性が集まる場所でも、平穏に過ごせるとは限らないのだし
もしかしたら テストで高得点を取るより、逆境にあっても折れない心のほうが大切なのかも知れない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

📖
こちらの本、元々は 自分の娘に伝えたいことをまとめたメモだったというし
昔「父からビジネスマンの息子に送る手紙」みたいな本もあったし
父親というのは、仕事の中で苦労しながら会得したものを子供に伝えたくなるんですかね


我が家も先日
夫が息子に「この前 仕事でこんなトラブルがあったけど、こうやって解決して」という話をしていた

だけど 話が長くなってきて少々ダレてしまい、息子はテレビのニュースに目が行きがちに…
コツメカワウソの赤ちゃん誕生の映像を見て、小声で「かわいいな」とか言ってるし

夫が仕事から学んだ深イイ話、コツメカワウソに負けた笑


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プロフィール

raffine

Author:raffine
活字が好きなアラフィフ主婦 家族は夫と息子とカメ🐢
近鉄線圏内在住
お出かけ先は美術館や美味しいお店などインドア中心です

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