2023/05/29
アイドル事務所よりも深い闇
ジャニー喜多川の件が 今も波紋を呼んでいるけど
この問題、週間文春は24年前に報道している
時間をかけて元所属タレントたちに取材して、14週にも渡って 性加害に関する記事をを出したのに
【他のメディアはみんな25年もの間、完全に無視してきた】というのも大きな問題だろう
今週号のコラムで林真理子がその件について触れている
「週間朝日」「AERA」など社会問題を扱う雑誌までジャニーズアイドルを表紙にすることについて
編集者に苦言を呈したところ
「分かっていますが、うちも売れないと困るんです」と返ってきたとか
雑誌が次々と廃刊になる昨今だけど
ジャニーズタレントが表紙になると売り上げが何千冊も増えるのだそう‥。
◾亡くなった元社長の行為や 経営者一族が性加害を野放しにしてきたことは、絶対に許されないけど
所属タレントに罪はないし、取り扱いの難しい問題だと改めて思う。
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そして、長く続いてきた未成年への性犯罪は海外にもある
◾カトリックの聖職者による子供への性加害、教会がそれを隠ぺいし 闇に葬ってきた問題
日本の芸能事務所の件が小さく見えるほど、被害者の数は多く
何十年も前から欧米の各地で性的虐待が続いていた
アカデミー賞受賞作の映画「スポットライト」で、その問題について知ったけど
関連記事を辿っていくと、世界中に数十万人もの被害者がいると知って 気持ちが暗澹となる
フランスでもこの問題について、実話を映画化した作品が注目を集めた。
「スポットライト」はアメリカのジャーナリストの闘いを描いたもの
フランス映画「グレース・オブ・ゴッド」は大人になった被害者が告発したことで
沈黙していた他の被害者も声をあげるという物語
クーリエ・ジャポン「なぜカトリックの聖職者は性的虐待をするのか」
アメリカ カトリックのみならずプロテスタントの教会でも子供が被害にあっていた
↓フランス 被害者21万人というのが衝撃的
ドイツ 事件による教会への不信感で脱会する人も多いという
1946年からあったというのも戦慄…
子供に対して性的興奮を覚える人というのが、こんな昔からいたというのが怖い
関連記事を読んでいると、日本の養護施設でドイツ人神父から被害を受けたケースもあり
日本人にとっても他人事ではない
◾キリスト教の聖職者による子供への性的加害は、世界各国で何十年も前から存在する問題
数え切れないほどの被害者がいるにも関わらず
ローマ教皇のいる総本山のバチカンが 再発防止の機関を設けた様子はない
キリスト教が日常にある地域では、聖職者というのは 地域の人々から尊敬される存在だし
あの世やこの世で 自分の魂の行く先を左右するような絶対的な指導者
「イヤでも言われた通りにしなければ‥」という恐怖心は 学校や習い事の先生の比ではない
大人でもNOを言うのは難しいのに まして子供なら逆らうことも逃げることもできないだろう。
告発した人たちのインタビューを読むと
非常に心の傷は深く 大人になっても癒えることはない
その後、人間関係を築くことが困難になってしまうケースもある。
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📘歴史の本などを読んでいても
「キリスト教って かなり救済と真逆のことをやってきてるよなー」と思う
戦国時代に来てた宣教師なんかも、欧州の権力者の日本侵略計画の調査団みたいなものだし
自分の思う正義とアーメン族の正義はずいぶんと違う
✚権力を振りかざして何かを奪うということを ご本家が数百年やってきたんだから
現代社会で 組織の末端が性的搾取をするのも不思議ではない
「聖職者と言っても 昔も今もブラックな人が結構いるんだろうな」というのが率直な感想
他の宗教でも欲にまみれた人はいるけど
歴史の長さや組織の大きさなどを考えても、問題ある聖職者がダントツに多いのはキリスト教だろう
🌏人権人権と他国のことにまで口出しして
日本の学校教育にもケチをつける国連などのお偉い人たちが
こんなに痛ましく 膨大な数の被害者が存在する件について何ら対策を講じないのはどういうことかと
不思議に思う
立派なことをやってるように見せても、要は文句を言いやすい所にだけ口出しして
結局 力のある相手には何もできないんだなーと思う。
↑欧州の権力者の精神構造って この頃からあんまり変わってない気がする‥
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